夏休み北京 -6-

3日目。この日は夕方から天津へと移動する予定でしたが、急遽、北京の北東部にある「承徳」へ。ここにはマニアックな世界遺産があり天津より惹かれてしまいました。
さて、変更はしたものの東直門のバスターミナルに行ってもどこに承徳行きのバスが見当たらない。。「没有(ないよ!)」「不知道(知らん!)」の返答ばかり。こういった形で途方に暮れることはよくあることですが、さすがに50分を回ろうとしていました。雑貨屋のおばさんに聞くとちょうど裏にあるとのことで、やっと見つけました。何の目印もありませんので承徳へバスで行かれる方は要注意。
で、小型のバスに乗り、さらにそこで客が集まるまで待機。1時間程待ちやっと発車。バスでの移動中、運転手に「今日このバスには日本人がいるぞ~。あの窓際のメガネ掛けた奴だ。あいつの中国語は大連なまりがひどい。大して俺らの言ってることは理解できないようだから大丈夫だ。」と言われ、車中ずっと注目を浴び続けてしまいました。実際のところ、運転手の言うとおりあまり聞き取れませんでした。面倒くさいなあと思いながら、外のきれいな景色を眺めていました。
そんな感じで5時間弱、承徳へ。
まず始めに行ったのが普寧寺。

このお寺の中には世界最大の木彫の観音像があるんですが、残念ながら厳重な警備で写真撮影はできませんでした。感想としてはありきたりですが、想像を遥かに超えて大きいと。これに尽きます。入り口では僧侶の方達が演奏をしています。

この円柱は左端から順番に回していくと良い事があるみたい。

次が外八廟。チベット様式が取り入れられた独特のお寺群。
のっぺりとした外壁の内側には繊細な装飾の寺院が。まるで肉まんを割って見たような気分でした。




さて、市内見学。中国のローカル都市は割と栄えていますが、どことなく味わいがあって良いです。

大連でもよく催されている、跳舞。承徳のはあまりに規模が大きかったので思わず映像にしてしまいました。

中国に限らず、その国の本当の特色や魅力って地方都市にあったりしますよね。