美味しさの基準

大連には羊肉串の屋台がたくさんあります。
串刺しされた羊肉を焼いて、調味料をかけるというシンプルな料理なんですがそれでも場所によって人気だったり、閑古鳥だったりします。僕がよく行くのは202路の医科大学駅裏の羊肉串屋さん。

陽気な新彊(ウイグル系)の二人が営業しています。
ここはメニューにナンがあります。串の種類が豊富な屋台は結構ありますがナンはなかなかない。そして何よりこの二人の人柄。お客さんを楽しませるだけではなく、串焼きが冷めたらすぐにちゃんと暖め直してくれたり。とにかく心遣いが素晴らしいんですね。

こういった心遣いを躊躇することなく自然にできる。そういうのが何だかうらやましく思えました。日本で上手くやっていくには「頭を使え」ですが、中国では「心を使え」なのかもしれませんね。こう言うと日本人って心がないみたいですが、心の表現の仕方がちょっと違うと思うんですね、きっと。

開発区に行ってみる

最近、休日のうちの一日は大連大学の人と互相(お互いの言葉を学習)をしています。今までは海事大学という会社の近くの大学でしたが、大連大学のある開発区まで行くことにしました。
開発区駅前はガランとした広場があります。本当にまだ開発中という感じですが、大連市内よりも広々としてゆとりのある印象。

この広場のまわりには商店街があるのですが、
ガウディに似たキッチュな建築群が拡がっています。

開発区駅からさらに5番バスで20分、のどかな山中に大連大学があります。海事大学にしてもそうですが、こっちの大学はとにかく面積が大きい。大学の裏には学生寮も何棟かあり、設備もしっかりしています。大連市は日本の金沢市との友好都市で金沢の漆芸品なんかも展示されていました。日本人の学生も結構いるみたい。


互相相手は大学3年生で既に日本語を3年も勉強している人。結構ぺらぺら。なのでIT関連の日本語教科書を買ってきて今後の就職や実際の業務に役立つ日本語を教えてあげています。僕はというとその人が話す中国語を聞いて文章に書きおこす「听写」をしています。自分の意見は中国語で話せますが、やっぱり相手の中国語がなかなか聞き取れないというのが現状ですねえ。。