小説的芸術もしくは芸術的小説 砂の女 安部 公房 本当は「箱男」が一番好きなんだけど、画像がないのでこの「砂の女」で。僕は阿部公房氏の文章を勝手に小説のシュールレアリズムだなあ、なんて思ったりする。なんでかというと彼の描写する風景はどことなく「ダリ」「キリコ」「マグリット」系のイメージを彷彿せずにはいられないから。そして気がつくとその不条理な空間に引きずりこまれてみたり、みなかったり。