中国で長期滞在したい場合、企業に就職してZビザを取得するか、留学してXビザを発行して滞在するのが一般的です。では自由に長期間滞在したい場合は?ということでその方法を記載しておきます。
■現在中国で就業中で、かつ退職して国内に滞在したい場合
ほとんどの場合が個人で取得したZビザは会社との雇用契約で居留許可証に替わっているかと思います(ご自身のパスポート参照)。で、その取得した居留許可の有効期限まで滞在したい場合は以下の3通りの方法が考えられます。
- 他社に転職する、とはいってもそこで実際に働くのではなく、居留許可のみを引き継いでもらう。この際に注意しなければならないのは会社の資本金は50万元以上かどうか。50万元以下の場合は日本人は雇用できません。特定の技術を有している場合は、それを証明できるドキュメントと共に申請すれば技術指導員というかたちで、雇用が可能なようですが申請が下りるまでに2週間ほどかかるようです。
→流れ:離職証明書、移行先企業の印鑑を押した任命書(形式自由)、移行先の営業許可書(コピーでOK)を持って労働局(大連の場合は大連市人民政府行政服務2Fの労働和社会保障局)へ。 - 現在の職場に退職後も居留許可の引き続き継続を頼み込む。で、上手く行くのがベストですが、居留許可が残っている状態では何か問題が起きた場合に会社側にも責任が行ってしまいます。この場合は労働局で離職証明を提出して、転出証明書を取得すると会社側に責任が行かないようです。
→流れ:離職証明書と居留許可証を持って、労働局へ。転出証明書を発行してもらう。この段階で移行先の企業名を把握している必要あり。 - 現存の居留許可は一度打ち切りにして、知り合いの企業等にFビザを発行してもらう。この場合、就業契約は必要ないので資本金が50万元未満でも問題ありません。ただしその企業が存在する場所のみ有効です。例えば大連の企業でFビザを取得した場合、北京で活動することはできません。
→流れ:お知り合いの企業にお任せしましょう
■日本に滞在していて、これから中国でフリーで動きたい場合
就職も留学もしたくない!とにかく自由にやりたいんだ、という方へ。
- 90日滞在観光ビザ(Lビザ)を取得して、その後中国内で2回、1ヶ月の延長が可能なので最長5ヶ月滞在することが可能です。
- 香港でFビザマルチを取得する。この場合最大6ヶ月間滞在可能。
※いずれも手段として有効で、現段階で実行したものではありません。また中国では例外が多々ありますので上記の通りにやっても上手く行かない可能性があります。上記はあくまで参考として頂き、最終責任はご自身で判断してください。