新年快楽!までの道のり

12月30日から、
大連時代の友人と、僕が住んでいた部屋の後に入った人が北京に年越しに。
一緒に市内をいろいろ周りました。
そういえば、北京に引っ越してからというもの、
制作で缶詰になって、一区切り着いたら大同へ、、
という感じで北京全然楽しんでないなあ、ということに気づきました。
30日は798芸術区へ。



数ヶ月振りなのに、目を見張る発展ぶり。どんどん巨大化しています。
ここで何かをやるにはもうかなり奇抜で面白いことをしないと
なかなか足を止めてくれないんじゃないかなあ、、
そう思うぐらい個性的なアートギャラリーがひしめいています。
夜は以前に行った大董烤鸭店へ。
以前よりも白人客が目立つようになってました。
自分達もBRUTUSを見て来たように、何かのメディアに掲載されているのかな。
ウェブ、紙面、テレビ。今最も影響力の大きいメディアって実際何なんでしょうかね。

やっぱり美味しいですねえ。
北京ダックもいろいろ食べ比べてみたいものです。
31日、オリンピック会場へ。着々と出来上がってきてます。
北京の発展ぶりは、未完成の映画を少しずつ見ているような気分。

その後三里屯へ。
日本人の建築家の方々が手掛けているようです。
工事中の壁には、たくさんの著名な建築家の名前と顔写真がずらーっと。
でも、落書きされちゃってるみたいでした。

日本でだって有名な建築家の名前を挙げられる人ってあまり多くないと思うんですが、
まして中国でこんな見せ方したって、ただのおじさんの写真でしかない訳で。
考え方は人それぞれですが、僕の場合、自分の名前とか実績がどうこうではなく
まず作品ありき、というのが物づくりをする人の基本だと思っていて、
作品自身がある程度、物語らなくてはいけないと考えています。
本当に日本建築の良さを伝えたいのであれば、もっと違うアプローチがあったのでは?
次に行ったのが、南锣鼓巷。ここもどんどん大きくなっています。
Tシャツ屋(Plasted T-Shirts)。「宮爆鶏丁」(←中華料理名)とかいいですね。

日本式の焼肉屋なんかもできてました。

KEMURIの「あと一年」という曲が。いやあ懐かしい。まさか胡同で聴くとはねえ。。
店名: 焼肉人
電話: 010-6403-7626
住所: 北京市东城区黒胡麻胡同2号
さて、カウントダウンは798芸術区へ!
工場跡地をイベントスペースにしちゃうところとか適材適所な感じ。


こんなところにもDJ?

いえいえ、これは羊肉串屋さん。
そんな感じで、

新年快楽!
会場や雰囲気はとても良かったんですが、
内容はというと、至って普通。
もっとライブペイントとかそういう芸術区ならではの何かを期待していたんですが。
それでも中国ならでは、北京ならではの年越しができて良かったです。
大連から来てくれたお二人には、とても感謝です。

刀削面 -大同4-

大同は至るところに刀削面屋があります。
いろいろ食べてみたんですが、際立った大差はないかなあと。
そんな中でベスト3を。
3位

牛肉面 / 東方削面 / 3.8元
東方削面はチェーン店のようで大同内にも数店ありました。
よくある牛肉面の味で、面だけ刀削タイプになったような感じ。
2位

伝統猪肉面 / 邚家削面 / 3.2元
独特のいい香りがする油と豚肉との相性が絶妙。
パクチーもどっさり(実はあまり好きではないんですが)。
1位

刀削面 / 雲崗石窟近くの飯店 / 6元
客が一人もいない店で、しかも観光地価格。
が、とても美味しいんです。。
程よく炒められた豚肉に添えられた八角。上品な味わい。
面も少し太めで、ラーメン二郎好きな人も納得の歯ごたえ。
番外

これは「猫の耳」という名前の料理。
形が猫の耳のような面で、中華版ニョッキみたいな感じ。

懸空寺 -大同3-

この日は懸空寺へ。
実はこのお寺は行き方が分からず後回しにしたんですが、
結局しんどくなってしまい、タクシーで。
交渉の末、往復250元。とはいえ一番高い行き方です。
駅前から「渾源県」行きのバス(25元)に乗って
そこから現地までタクシーの方がいいみたいです。
1時間程、降りてみたらもう寒過ぎて痛い。。
痛いを通り越して神経が麻痺しそうな感じ。
空を見上げたら何かキラキラしたものが。。ブリザード?
懸空寺、すごい。


この雄大な岩壁に何故こんな不便なお寺なんかを。。
でもこのお寺、造形のバランスがすごく好きな感じです。
岩に張り付いている感じも美しいですが、お寺の連なり感も絶妙だなあと。
門もどことなくオシャレ。


幅の細い階段を上るんですが、横はもう崖。。

よく観光場所にしたなあ、、というくらいかなり怖いです。
外観から構造を見てしまっているせいか、
階段を支えてる柱が一本でも折れたら、、なんて事を考えてしまいます。。

何かを訴えかけるような仏像も。

途中で手が真っ赤になってしまいあまり撮影ができませんでした。
今まではミャンマーのチャイティーヨーパゴダがアジアエリアでは一番好きでしたが、
懸空寺、一番いいかも。