こんな勢いもありということで

飛竜伝―神林美智子の生涯
飛竜伝―神林美智子の生涯
つか こうへい
つかこうへい氏はもともと舞台の脚本家。僕の中学時代、演劇部の時に舞台で見た飛竜伝では牧瀬里穂と筧利夫が熱演していた。数ある舞台の中でもこの「飛竜伝」は名作中の名作。良い演劇のことを「第三舞台」というけどまさにそれ。ちなみに「第一舞台」は俳優が演技をする舞台、「第二舞台」は客席、「第三舞台」はそれらが一つになっているカオス的状態をいいます。セリフの多い小説はあんまり好きじゃないんだけど、これは別腹。いやでも涙の流れるお話です。

ベタだなあなんて言われるかもしれないけど

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉
村上 春樹
でもベタだなんて言われるにはやっぱり理由があるわけで。なんだかんだ言ってみんな大好きなはず。というわけで僕の中でのベストオブ村上春樹は「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」。二つの別のストーリーが平行して展開する斬新さ、その奇抜な文章構造を支える村上春樹テイストムンムンの物語。いい感じっす。