新疆 -2- カシュガル1

カシュガルへは飛行機で移動。
が、ウルムチでの天池観光が想像以上に時間を費やし、
生まれて初めて飛行機に乗り遅れてしまいました。。
こんなアクシデントがありつつも、とりあえず着きました。

ウルムチのさらに西。街中の漢字も減り、
かなりイスラム色が強いです。ここが中国?と思うくらい。
イスラムの人たちが生き生きとしているのが印象的でした。
さっそく、エイティーガル寺院をはじめ市内にあるお墓など数ヶ所をまわりました。
独特のイスラム様式の建造物ですが、作り込みが若干甘いかなという感じ。

最も印象的だったのが、市内にある要塞のような集合住宅エリア。
カシュガル老城というそうです。

一般の住宅街を観光地化しており、
表から入ると30元かかりますがバザールの裏から入ると無料。
えらく親日な運転手のおじさんが教えてくれました。



とても絵になる景色ですが、実際に生活するとなると、
きっと水まわりとか不便なんだろうなあ。。
北京の胡同ときっと同じなんだと思います。
週末を狙ったスケジューリングで
日曜バザールも見ることができました。
ものすごい人でしたが、それ以上に個性的な服装が印象的でした。


ところでカシュガルに限らずですが、
新疆の中国人は「很好」を「好得很」と言います。
似たような表現は全て「○○得□□」です。方言なんでしょうかねえ。

新疆 -1- ウルムチ

さて、事後報告になりますが、
新疆(ウイグル)へ旅行しておりました。
新疆全体をしっかり見ると1ヶ月弱必要になってしまうので
ピンポイントでウルムチ、カシュガル、トルファン。
この3都市に絞り込み。
まずはウルムチ。
ウルムチは新疆の中でも最も栄えている都市。
規模的には大連とほぼ遜色ありません。
結果的にはこのウルムチが一番好きかも。
というのも他の2都市はほぼイスラム一色なのに対し、
ウルムチは中国とイスラムが最もミックスされている、という点でかなり独特。
また、著しく発展したエリアと味わい深い街並みのコントラストも強いです。

主な観光スポットとしては、紅山公園、博物館、天池などですが
正直イマイチかな、という印象。むしろイスラムエリアと中国エリアを比較しながら
ウロウロする方がよっぽど面白い、というのが個人的な感想です。

で、脇路を入り裏側を見るといろいろな現実を目の当たりにします。

「火葬を実行して衛生的な文明を築きましょう」
真っ向からイスラム文化を否定していますね。
こういうのを見てイスラムの人たちはどう思うのでしょう?
近隣のイスラム国家に逃げればいいのに。。
自分達の文化を守りながらも、中国の政策に染められていく。
こんなグレーな一面が垣間見えます。


市内北側が中国人エリア、
南の国際大バザール周辺がイスラム系エリア。

参考までにウルムチの平均家賃は500元で
そこそこキレイなマンションに住めるそうです。
北京と比べると痰を吐く人やゴミも少なく、街がとてもキレイという印象。
生活するにはとても快適な街ですね。

ケンタッキーも3ヶ国語で挑んでいました。